薪ストーブに火をつけるときは、薪ストーブの気持ちを考えながら薪を炉内に積んでいきます。
気持ち良く燃えてくれるように
少し大きめの薪を下に置いて、空気が通りやすいように井桁に積んでいく。
この時に注意するのが、薪の小口が窓ガラスに直角に向いていないこと。
薪の燃焼が始まると、小口から揮発性ガスが勢いよく出てくるので、ガラスが汚れる原因になります。
炉内の温度が安定してきたら、煤を燃やしてくれますが、できれば汚したくないものです。

次に、焚き付けの量と太さが重要になってきます。
焚き付けとは、杉やヒノキなどの針葉樹が理想的。
焚き付けの太さが、細すぎても、太すぎても上手く燃えてくれません。
大体、2〜4㎝角くらいがしっかり熾火にもなって下の木を燃やしてくれます。
細すぎる場合、最初は燃えるのですが、途中で燃え尽きてしまい消えてしまう場合があります。
量は気持ち多めで入れてください。
薪ストーブをうまく使用するには、最初にしっかり薪ストーブ本体の温度を上げてあげることが重要です。

オスロの薪の着火は、木を炉内に組み上げて上から燃やしていく方法。
着火剤を一番上に置いて火を点けていきます。
なぜ着火剤を一番上に置くかって?
ちゃんとした答えがあります。
薪ストーブを使用する前は、本体が冷えていて煙突内にドラフト(上昇気流)が起きていません。
煙突に煙を引っ張る力がないのに、薪に火を点けてしまうと煙が室内に入ってきます。
この時に、室内の換気扇等がついていると、確実に煙が室内に入ってきます。
薪ストーブは電化製品ではないので、少し考えて扱わないと失敗してしまいます。
着火剤に火を点けて、しっかりドラフト(上昇気流)が確認できてから焚き付けに火を点けていきます。
最初が肝心。

しっかりと上の薪が燃えて下に燃え移るように考えながら組み上げます。
空気の通り道が重要です。
